再生可能エネルギーで
低炭素社会を実現します
バイオガスは有機物が嫌気性発酵(空気のない状態)によって発生し、
ガスの主成分は約60% のメタンと約40% の二酸化炭素からなる可燃性のガスです。
天然ガスとは異なり、有機物を燃料として利用しますので、化石資源を無駄にせず、
CO2 排出量を増やさない再生可能エネルギーです。
バイオガス発電プラントフロー
アナモックス排水処理設備フロー
リサイクル工程
01前処理工程
破袋・破砕分別機により、プラスチック、ビニールなどの異物を取除き、破砕した食品廃棄物は、スクリーンの網目を通過し、原料移送ポンプにより原料調整槽へ投入します。
02原料調整工程
原料調整槽では、原料の加水調整を行い、発酵対象物の移送の容易化と有機物負荷を平準化してメタン発酵層に投入することで、微生物の働きを安定化させることができます。
03メタン発酵工程
発酵槽内は空気のない嫌気性条件を維持し、3 8℃の中温域を保ちながら2 5日間かけてバイオガスを生成します。
04バイオガス利用工程
バイオガスは、約60%のメタンを約40%の二酸化炭素からなり、その他に微量の硫化水素等の有害成分を含有していますので、活性炭吸着塔をとおって有害成分を除去しガス発電機に供給します。
05発電工程
イギリス製発電機(1基253kW)を2機設置し、年間約400万kWh発電します。発電した電気は一部施設内で利用し、余剰電力はFIT固定価格買取制度により電力会社に売電を行います。
06アナモックス排水処理工程
メタン発酵を終えた消化液中のアンモニア性窒素の約半分を硝化菌の働きで亜硝酸まで酸化し、その後アナモックス菌によりアンモニアと亜硝酸を反応させて廃液中の窒素を除去します。
Anammoxを利用した窒素除去システム
発酵を終えた廃液中のアンモニア性窒素の約半分を亜硝酸まで酸化し、
その後アナモックス菌によりアンモニアと亜硝酸を反応させて廃液中の窒素を除去します。
バイオガス発電施設の概要
- 名称
- バイオガスパワープラント伊賀
- 所在地
- 三重県伊賀市真泥5024 番地2
- 取得許可
- 産業廃棄物処分業許可
一般廃棄物処分業許可
- 認定
- 三重県産業廃棄物税条例に係る再生施設の認定
- 処理能力
- 62.31t( 24h)
- 処理品目
- 汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、動植物性残さ、家畜ふん尿
- 発酵方式
- 湿式中温発酵方式
- 発電量
- 年間約400 万kWh